ドラマ・とぅは〜と

怪談篇 第七章

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08/17 23:08 綾香「さてと…次は私だったわね。何を話そうかしら…」

08/17 23:09「綾香さんのならどんなのでも楽しみです」

08/17 23:10 綾香「それじゃ、私がエクストリームをやり始めたころの話しにするわ」

08/17 23:10 理緒「あ、ろうそくろうそく…ふぅっと。これでいい?」

08/17 23:11 浩之「ああ、ごくろうさん」

08/17 23:11 芹香「……(それでいいですよ、綾香ちゃん)」

08/17 23:12 綾香「じゃ、いくわよ・・・」

08/17 23:13 浩之「いつでもどうぞ」

08/17 23:19 雅史「あっ!この次僕だよね」

08/17 23:26 智子「そうなんか?うちは知らんで」

08/17 23:29 琴音「綾香さん、どうぞ」

08/17 23:39 智子「智子のかあちゃんで・べ・そ」

08/17 23:44 雅史「どうだね!声まねされた気分は!」

08/17 23:47 効果音「ドコーン!(綾香の蹴りが炸裂)」

08/17 23:47 浩之「綾香を怒らせるとは…セバスチャン、こいつを捨てといて」

08/17 23:48 セバスチャン「はっ。(雅史、退場)」

08/17 23:49 マルチ「綾香さん、続きをどうぞ」

08/17 23:55 志保「続きっていうか、まだ始まってもいないんだけどね。」

08/17 23:57 雅史「僕は何度でもよみがえるのだ!」

08/17 23:58 レミィ「アヤカ、初めてヨ」

08/18 00:00 雅史「ったく!何分またせんだよ!はやくしろよ!」

08/18 00:01 効果音「ズコーン!(綾香の蹴りがまたもや炸裂)」

08/18 00:02 浩之「確かに雅史が悪いな。気にしないで、綾香、はじめてくれ」

08/18 00:03 雅史「そんなこと言うなよ!僕たちおホモだちだろ?」

08/18 00:05 綾香「あれは私がエクストリームの練習をしてる時におこったの。何か強い視線を感じたのよ・」

08/18 00:06 理緒「どこで練習してたの?」

08/18 00:13 綾香「それは秘密よ」

08/18 00:14 浩之「……ま、いいけどさ。で、それからどうなったんだ?」

08/18 00:17「(綾香さんの秘密の訓練場って、どんなのだろう…)」

08/18 00:18 雅史「横田基地かも」

08/18 00:21 志保「強い視線ねぇ…」

08/18 00:26 マルチ「セリオさんのレーザーサーチじゃないんですか?」

08/18 00:27 セリオ「―その頃はわたしはまだ生まれていないはずです」

08/18 00:29 セバスチャン「来栖川エレクトロニクスのパワーじゃぁ!高性能は当り前に決まっとるわ!」

08/18 00:31 浩之「じじぃ、全く関係無いぞ。」

08/18 00:32 雅史「マルチって高性能なの?」

08/18 00:34 マルチ「そう・・・らしいです。」

08/18 00:35 セバスチャン「それは失礼・・・・ってだれがじじぃだ〜!」

08/18 00:41 浩之「綾香、続けてくれ。」

08/18 00:44 綾香「そう、それで、視線を感じたから誰かと思って元のほうをたどっていったの」

08/18 00:54 雅史「みるぞ〜」

08/18 01:08 綾香「でも、うっそうと茂る木ばかりでだれもいなかったわ」

08/18 01:26 坂下「綾香ほどの使い手が、気配を読み違える・・・・とは考えにくいわね・・・・」

08/18 01:27 雅史「僕がいたかも…」

08/18 01:34 綾香「で、気のせいだと思って練習に戻ると、また同じように視線を感じるわけ」

08/18 02:23 志保「確かにいやよね」

08/18 02:28「綾香さんのファンの人じゃないんですか?」

08/18 03:17 智子「綾香さんのライバルやなかったんか?」

08/18 03:40 綾香「そしたら、白っぽい服を着た女の人が立ってたのよ〜」

08/18 04:48 芹香「・・・(どんな人でした?)・・・」

08/18 10:25 綾香「たしか、全身がずぶぬれで・・・まるで、8月14日にあそこで行列を作ってた人たちみたいだったわ.」

08/18 10:38 浩之「なんつーか、こう、もうちょっとマシな喩えはないのか・・・・(汗)」

08/18 10:50 綾香「そして,勇気を出して近づいてみると,「ゴミ袋をくれ〜」ってさけんでるの.こわかったわ.」

08/18 10:53 智子「なーんや、それ!」

08/18 11:48 雅史「げろ吐きたいんじゃないの?」

08/18 12:07 浩之「ゴ、ゴミ袋なんてなにに使うんだ?」

08/18 12:26 琴音「なぜごみ箱なんでしょう…」

08/18 12:27 芹香「・・・・・・・・・」

08/18 12:38 志保「傘じゃなくて?」

08/18 12:51 マルチ「わたしの妹たちが教えてくれた話によると,大雨のとき,荷物をゴミ袋の中に入れると,一時しのぎになるそうです.きっとそのかたも,荷物が多かったんでしょう.」

08/18 12:55 レミィ「アヤカ、その人達荷物沢山持ってたノ?」

08/18 12:59 綾香「シャーペンと消しゴムだけよ」

08/18 13:03 志保「あれっ?「分厚い本」は持ってなかったの?」

08/18 13:07 綾香「う〜ん,そういわれればそんな物を持っていたような気もするわね.」

08/18 13:12 浩之「おい……なんか違くねーか?」

08/18 13:15 綾香「こまかいことは気にしないの」

08/18 13:30 あかり「ずぶぬれ,ゴミ袋,分厚い本・・・もしかして,綾香さんが練習していた場所って,あの「コロシアム」じゃなかったの?」

08/18 14:09 浩之「って、知ってるのかあかり…」

08/18 14:17 雅史「ふふふ…僕は知らないよ」

08/18 14:22 志保「なんか、アタシすごく嫌な予感がしてきた・・・・・」

08/18 15:33 浩之「珍しく意見が合うな。オレも志保と同感だ・・・・」

08/18 16:42 マルチ「ぶるぶる」

08/18 17:35 雅史「サスペンションが壊れたか?」

08/18 18:33 セリオ「ー複雑ですー」

08/18 18:45 あかり「わたし,「コロシアム」でゴミ袋を求めて走っている人を見たの.」

08/18 18:54 浩之「何故ごみ袋が必要なんだ?」

08/18 19:39 雅史「だからげろ袋にするんだよ」

08/18 20:33「あの…これって怪談なんですか?」

08/18 20:38 雅史「無論」

08/18 20:46 効果音「それにしても、いつも見るたびに雅史が浮いているというのはどうなんだろうね」

08/18 21:07 雅史「それは・・・・・・・・・ぐはぁ!」

08/18 21:29 浩之「おいマルチ、今の内にこれ処分してこい。」

08/18 21:42 マルチ「あ、ハイわかりましたぁ!」

08/18 21:46 雅史「我目覚メタリ」

08/18 21:47 坂下「しかし綾香、私も葵と同じ疑問を感じるんだけど・・・・これって、怪談というより、ただ単に「怪しい状景の話」じゃない?」

08/18 21:48 浩之「確かにただ怪しいだけだな・・・」

08/18 22:01 あかり「後誰がのこってるの?」

08/18 22:03 雅史「僕を忘れてもらっちゃあこまるるね」

08/18 22:23 浩之「雅史、セリオ、セバスチャン、坂下・・・計4名」

08/18 22:24 マルチ「じゃ、次はセリオさんですね」

08/18 22:25「もしかして…綾香さんの怪談はこれで終わったんですか?」

08/18 22:42 雅史「次ぼくだよ…」

08/18 22:42 セリオ「それでは始めます」

08/18 22:45 浩之「セリオが始めんのか?!・・・まぁいいけど」

08/18 22:45 綾香「蝋燭消すわよ」

08/18 22:49 セリオ「ー前略ーー終了しましたー」

08/18 22:49 浩之「セリオギャグってやつか?」

08/18 22:50 芹香「……(いいですよ。蝋燭を消してください、綾香ちゃん)」

08/18 22:51 セリオ「−−・・・・・」

08/18 22:54 浩之「あらためて、セリオ、『まじめに』よろしく頼むぜ」

08/18 22:55 雅史「そうだよ僕みたいにまじめにね」

08/18 23:00 効果音「おい、ちょっとまたんかいコラ」

08/18 23:04 セリオ「怖さの位はどのぐらいにします?」

08/18 23:05 雅史「一番上でよろしく」

08/18 23:07 浩之「なんだ?一番上って。『強』で頼まぁ」

08/18 23:07 セリオ「―――はい。」

08/18 23:08 効果音「・・・・・・(衛星から受信中)」

08/18 23:08 志保「・・・・・・・(ワクワク)」

08/18 23:09 雅史「ミサイル打って恐怖を植え付けるのでは?」

08/18 23:10 智子「(せやけど、セリオって恐怖体験とかしたことあるんやろか?)」

08/18 23:10 雅史「壊されそうになったとか?」

08/18 23:11 セリオ「これは中世ヨーロッパであった話です」

08/18 23:18 琴音「中世ヨーロッパ…ですか…(どきどき)」

08/18 23:22 浩之「(しかしまぁ来栖川のデータベースって、志保ちゃん情報とは全然有効度が違うな)」

08/18 23:25 志保「ヒロ、今あんた私の悪口言ってない?」

08/18 23:27 浩之「な、なんだ?云うわけないだろうが。セリオが大事な話をしているときに」

08/18 23:28 理緒「そのころって魔女狩りがあったころ?」

08/18 23:31「ま、魔女狩り!?」

08/18 23:32 効果音「一同、芹香を見る」

08/18 23:33 芹香「・・・・・・・・・・・・?」

08/18 23:37 綾香「姉さんは基本的にはそのときはまだ生まれてないわよ・・・・・・」

08/18 23:39 浩之「はっ…そ、そうだよな…は、はははは…」

08/18 23:40 芹香「……(綾香ちゃん、『基本的に』とはどういうことですか?)」

08/18 23:42 綾香「いくら姉さんでも不老不死じゃないもんね」

08/18 23:44 芹香「……(なんか引っかかりますが…セリオさん、続けてください)」

08/18 23:49 雅史「よしいこう!」

08/18 23:53 理緒「どんな話なんだろう〜…」

08/18 23:54 セリオ「あのころは猫が多く殺されました・・・」

08/18 23:56 雅史「うひゃひゃひゃ!殺せ殺せ〜!」

08/18 23:57 あかり「か、かわいそう…」

08/18 23:59 セバスチャン「魔女狩りの影響ですな」

08/19 00:00 琴音「えっ、な、なんでなの・・・」

08/19 00:01 雅史「外人は鼻が大きいからだよ」

08/19 00:03 セリオ「1人の猫好きの老婆の殺されました」

08/19 00:05 智子「猫は魔女の使いと思われとったからな…猫がよう殺されたんや…」

08/19 00:10 雅史「たこ焼き食べたいな…」

08/19 00:13 セバスチャン「実際は、病原菌を運ぶネズミを捕まえてくれる役に立つ動物なのですが。」

08/19 00:15 志保「当時はそうとは認められてなかった、ってわけね…」

08/19 00:18 智子「そのせいでペストが流行したんや」

08/19 00:20 マルチ「あ、あの話がそれてるような・・・」

08/19 00:22 セリオ「それから10年後死んだはずの老婆を見たと言う人が現れました」

08/19 00:23 浩之「猫じゃなくて?」

08/19 00:30 セバスチャン「ま、まさかっ!あの方かっ!」

08/19 00:31 琴音「時を駈けるおばあさんですね」

08/19 00:32 浩之「琴音ちゃん、それはちょっと違うと思うぞ」

08/19 00:34 セリオ「その老婆の顔が猫だったのです」

08/19 00:40 あかり「か、顔が猫なの…(ぶるぶる)」

08/19 00:42 セリオ「その老婆を見た者は猫になり老婆につれてかれると言うことです」

08/19 00:44 雅史「う゛ぉくをつれてって〜」

08/19 00:47 浩之「ああ、俺もそうしてもらった方がいいと思うぞ」

08/19 00:49 雅史「君もいっしょさ、ひ・ろ・ゆ・き(はぁと)」

08/19 00:51 浩之「さっ、セリオ。続けてくれ。」

08/19 00:53 雅史「いけずぅ・・」

08/19 00:59 セリオ「一応これで終わりなのですが…」

08/19 01:00 浩之「そっか…案外短いな…じゃ、蝋燭の火を消してくれ」

08/19 01:02 セリオ「―はい。(ふぅ〜)」

08/19 01:03 雅史「さあ、僕の出番だ!」

08/19 01:07 セバスチャン「か〜〜〜〜〜〜っ!次は儂じゃ!このこわっぱめ!」

08/19 01:08 芹香「……(がんばってくださいね、セバスチャン)」

08/19 01:09 セバスチャン「芹香御嬢様にそういっていただけるとは…身に余る光栄でございます」

08/19 01:12 雅史「脳みその腐りきったじじいめ…」

08/19 01:13 セバスチャン「喝ーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」

08/19 01:13 レミィ「Oh!大きな声で耳が痛いネ…」

08/19 01:15 浩之「いいから、進めてくれ」

08/19 01:17 雅史「死後の世界の話でもするのか?」

08/19 01:24 セリオ「サテライトサービス・・破壊・・受信中」

08/19 01:26 マルチ「セ、セリオさん…それは周りに影響が大きいからダメですぅ」

08/19 01:34 智子「あたしらまで死んでまうやん!」

08/19 01:38 綾香「みんな困ってるから、やめなさいセリオ」

08/19 01:42 浩之「それはそうとじじ…じゃなかった、セバスチャン、続けてくれ」

08/19 01:45 セリオ「―失礼しました。どうぞ、セバスチャンさん」

08/19 02:06 セバスチャン「それは,まだ私が大だんなさまにお会いする前の話です。」

08/19 02:09 効果音「セバスチャン思い出に浸る」

08/19 02:11「どれくらい前のことですか?」

08/19 02:17 志保「志保ちゃん情報によると・・・・・・・・・・ん〜〜」

08/19 02:21 浩之「確か、特攻崩れでストリートファイトに明け暮れてたんだったよな・・・・」

08/19 02:24「そ、そんなにすごい方だったんですか…。いつか一度お手合わせ願います!」

08/19 02:31 セバスチャン「終戦間もない昭和二十年九月・・・・私は任地であった太刀洗飛行場から引き上げることになったのでございます」

08/19 02:35 理緒「時代を感じます」

08/19 02:39 セバスチャン「同期の桜と誓い合った戦友たちも大半は散り、残された者たちも明日を生きる希望も気力もない、ひどい時代でございました」

08/19 02:55 芹香「………(よしよし【なでなで】)」

08/19 02:58 セバスチャン「せ、芹香御嬢様…ありがとうございます」

08/19 03:03 あかり「やっぱり先輩って素敵だよね。ね?浩之ちゃん」

08/19 03:05 レミィ「Oh!ヒロユキふてくされてマ」

08/19 05:07 浩之「レミィそんな事はない」

08/19 06:43 芹香「・・・(じっ:浩之を見てから)・・・(なでなで:浩之をなでる)・・・」

08/19 06:51 あかり「よかったね、浩之ちゃん♪」

08/19 09:09 セバスチャン「さて、せめて有縁の人々に渡そうと戦死した隊員たちの形見の品を手にし、私どもはそれぞれに故郷へと帰っていったのであります」

08/19 09:26 浩之「それで話は終わりか?」

08/19 09:30 セバスチャン「わたしが日本に上陸した港は,たしか南風崎(はえのさき)というところでした.引き揚げ者が多数上陸した港でございます.」

08/19 09:41 マルチ「はえのさき・・・・」

08/19 09:59 理緒「はえのさきってどこらへんなの?」

08/19 10:10 セリオ「−−長崎県の諫早湾にあります」

08/19 10:12 セバスチャン「わたしも,南風崎から故郷をめざして引き揚げ列車に乗っていました.・・・ところがその時!」

08/19 10:15 効果音「(脚注,南風崎と大刀洗で矛盾が生じてしまいました.すみません)」

08/19 10:20 浩之「まっ、細かいことは云いっこなしだ」

08/19 10:20 あかり「…浩之ちゃん、誰に云ってるの?」

08/19 10:21 智子「で、そのとき?どないしたん?」

08/19 11:27 セバスチャン「うおぉぉぉぉぉっ!恐ろしくて言えぇぇぇぇぇん!」

08/19 11:32 浩之「・・・叫ぶなよ・・・耳が・・・(^^;」

08/19 11:45 智子「言えへんのやったらしゃ〜ないな。セバスチャンは終わり」

08/19 11:49 セバスチャン「くぅっ・・すみませぬ・・」

08/19 11:57 芹香「・・・・・・(蝋燭を消してください)」

08/19 12:03 浩之「え〜と・・・・あとは誰が残ってるんだっけ?」

08/19 12:03 坂下「私で最後ね。それじゃ始めるけど?」

08/19 12:05 綾香「い、今のでセバスチャン終わり?ま、まぁいいけど…」

08/19 12:06 坂下「綾香も人のこと言えないような気が・・・・ま、まあいいわ。私の話はこの近くにまつわる言い伝えよ」

08/19 12:09 浩之「お、始まったな。きっちりさいごをしめてくれよ」

08/19 12:10 坂下「綾香、葵、それに藤田は知っていると思うけど、うちの高校の裏手に小さな神社があるの。今では何が祭られているのかもわからない古い社よ」

08/19 12:11 効果音「(雅史、背後で何かを狙っている)」

08/19 12:12 坂下「この神社が建立されたのは、江戸時代初期のことだといわれているわ。ところが、この話には裏があってね・・・・」

08/19 12:14「え…う、うらが…(どきどき)」

08/19 12:14 坂下「ここに社が建てられたのには、それなりに理由があるの。話は、室町時代末期あるいは戦国時代初期にまでさかのぼるとされているわ」

08/19 12:19 志保「へぇ、江戸時代に建てられたって話は聞いたけど、裏話があるなんてねぇ」

08/19 12:21 坂下「その頃は、剣術をはじめとして様々な武術が、その大系の源流を形作った時代だった。このあたりにも、ある剣術の開祖がいたの」

08/19 12:26「わたし,そのようなことは知りませんでした.」

08/19 12:27 坂下「その開祖は、容貌怪異、膂力尋常ならず、常の人とは思えぬ男だったらしいわ。ただ、人付き合いは悪く、また人々からも敬遠されていたそうよ」

08/19 12:28 雅史「ぼ,僕の番は・・・」

08/19 12:30 浩之「(容貌怪異、膂力尋常ならず、か。坂下そっくりだな)」

08/19 12:31 芹香「……(佐藤さんは一番最後に残してありますよ。くすっ)」

08/19 12:32 効果音「スタタタ・・・・・・・(雅史走り去る)」

08/19 12:32 坂下「その男にも、一人だけ親しくしている女性がいたのよ。名前も伝わってはいないけれど、男の幼なじみで、よく食事を差し入れしたりしていたらしいわ」

08/19 12:33 浩之「食べる量も尋常じゃないんじゃないか?」

08/19 12:34 効果音「ちらっ。(全員で浩之とあかりのことを一瞬見るが、すぐ好恵に視線を戻す)」

08/19 12:35 坂下「男もその幼なじみを大切に思い、結構いい雰囲気だったそうよ。今風に言えば、美女と野獣って感じのカップルだったらしいけど」

08/19 12:36 効果音「ちらっ。(またもや全員浩之とあかりを一瞥する)」

08/19 12:37 坂下「ところが、ある時山菜摘みに来ていた村娘に、男は恋をしてしまったのよ。それはそれで、まあよくある話なのかもしれないけれど」

08/19 12:39 志保「たしかに、よくある話よねぇ」

08/19 12:39 あかり「そ、そうかなぁ?」

08/19 12:40 坂下「娘のほうもまんざらではない様子で、それをきっかけに男は幼なじみに冷たくあたるようになったわ」

08/19 12:42 浩之「・・・・・・(みんなの視線を感じている)」

08/19 12:42 坂下「当然、幼なじみは面白くない。それで、相手の村娘のことを色々と調べまわってみると・・・・これが、近隣にはそんな娘はいなかったのよ」

08/19 12:44 あかり「遠くの街から歩いてきたんじゃないの?」

08/19 12:48 浩之「そこまではしないだろフツー・・・」

08/19 12:49 坂下「ともかく、幼なじみは、男にそのことを伝えたわ。だけど、恋に狂った男は聞く耳なんて持たない。かえって、何故娘のことを嗅ぎまわるのか、と幼なじみを責める始末」

08/19 12:51 効果音「・・・(志保に一瞬視線が集まる)」

08/19 12:52 坂下「それならば、と、幼なじみは山菜を摘む娘を問い詰めたの。最初はのらりくらりと質問をかわしていた娘も、次第に言い逃れることが出来なくなってきた・・・・」

08/19 12:54 レミィ「こういうの『四苦八苦』言うネ」

08/19 12:55 坂下「そして、ついに娘は正体を現した。その姿は、見も凍るほどの妖気を漂わせた狐だったの」

08/19 12:57「わたし,狐はすきです.」

08/19 13:00 智子「動物の狐とちゃう,妖怪の狐や.」

08/19 13:00 坂下「娘は、正体を見た幼なじみを食い殺してしまった。そこへ、折り悪く男が駆けつけたの」

08/19 13:01 雅史「うまそう・・・・」

08/19 13:02 坂下「幼なじみを噛み裂く妖狐を見た男は、おのれ物の怪、と斬りかかり、一刀のもとに切り捨ててしまった。それが自分の恋する娘だとも知らずに、ね」

08/19 13:03 浩之「ちょっと待て.この手の妖怪って,「銀か魔法の武器」でないとダメージが与えられないんじゃないか?」

08/19 13:06 レミィ「ソーなの?セリカ?」

08/19 13:08 芹香「・・・・・・(そうとは限りません。地域や言い伝えによって、マチマチです)」

08/19 13:09 坂下「妖狐は、最後の力を振り絞って娘の姿になると、「好きです」と僅かな言葉と一滴の涙だけを漏らして事切れたわ・・・・娘も、本気で男に恋していたのよ」

08/19 13:10 浩之「悲しい話だな・・・」

08/19 13:10 坂下「事の次第を悟った男は、激しく慟哭し己を恥じ、その場で自害したの。九度生まれ変わろうとも己自身を呪ってくれる、と言い残してね」

08/19 13:13「・・・ということは,わたしがあそこで練習していると,ときどき気配を感じるのは・・・」

08/19 13:14 志保「案外ヒロとあかりの前世だったりしてね」

08/19 13:15 効果音「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(なぜか沈黙する一同)」

08/19 13:16 坂下「と、とにかく、それ以来その山には怪異が絶えなかった。そこで、まずは祠が建てられ、それから鎮魂の社が建てられた。それがあの学校裏のお堂だっていう話よ」

08/19 13:24「そうだったんですか…」

08/19 13:29 坂下「じゃあ,蝋燭を消すよ.・・・ふぅ.(蝋燭が消える)」

08/19 13:30 効果音「それでは、最後に私が・・・・」

08/19 13:31 芹香「……(最後は雅史さんですよ。どうぞ。くすっ)」

08/19 13:37 浩之「よかったな雅史。ついに出番だぜ。(ニヤリ)」

08/19 13:39 智子「(おとなしそうな顔して、案外きっついのかましてくれたりせんやろか?)」

08/19 13:43 志保「さぁさぁ雅史、はじめてちょうだい」

08/19 13:56 雅史「じゃあ,一気に涼しく,いや寒気がしてくる話をするね.あかりちゃんは知っているはずの話だけど・・・.」

08/19 13:58 あかり「……わたしが?」

08/19 14:58 雅史「じつは僕,あの大雨の日,あかりちゃんのコスプレをしたんだ.」

08/19 14:59 あかり「わたしが制服と頭のリボンを貸したんだよ.」

08/19 15:00 雅史「ねっ,背筋が寒くなってきたでしょ?」

08/19 15:00 智子「なんやそれ,全然「怪談」やないやんか.ほんとは怖い話,あるんやろ?」

08/19 15:03 雅史「じゃあ,今度は体の芯から冷える話を・・・」

08/19 15:03 浩之「おう,早くやってくれ.」

08/19 15:25 志保「わくわく」

08/19 15:34 雅史「でもこの話は・・・」

08/19 15:35 志保「冷房の温度を一番下にするとかじゃないでしょうね?」

08/19 15:36 芹香「……(志保さん、とりあえず聞いてみましょう。もしものときは…)」

08/19 15:39 志保「どうするの?」

08/19 15:41 浩之「(例の作戦を実行するまでだ)」

08/19 15:43 セリオ「サテライトサービス・・・準備中」

08/19 15:44 芹香「……(先ほど皆様に教えた作戦です)」

08/19 15:48 志保「わかったわ!」

08/19 16:02 雅史「・・・・・・悪の十字架・・・・・・」

08/19 16:04 レミィ「マサシ、なんか云ったノ?」

08/19 16:05 雅史「・・・・・・開くの10時か・・・・・・」

08/19 16:08 志保「もういいかしら?」

08/19 16:10 雅史「・・・・・・悪の教会・・・・・・」

08/19 16:10 志保「……………」

08/19 16:11 雅史「・・・・・・あ、開くの・・・・・・」

08/19 16:12 志保「おやすみ…」

08/19 16:17 浩之「(先輩、頼む!)」

08/19 16:19 効果音「ふっ。(芹香が蝋燭を吹き消すと同時に、雅史を置いて全員部屋の外へ出ていった)」

08/19 16:20 浩之「結局、雅史は雅史だったか。」

08/19 16:21 効果音「さて、皆さん『百物語』というものをご存知ですか?蝋燭を立てて怪談を語り合い、話が終わる毎に蝋燭の炎を消す・・・・そういう遊びです」

08/19 16:22 芹香「……(そうです。今ごろなかではどのようなことが行われているか…)」

08/19 16:23 効果音「そして、最後の蝋燭が消えたとき・・・・幽霊が現れると言われているのです、が・・・・」

08/19 16:27 浩之「よかったな雅史。幽霊と遊んでもらえて」

08/19 16:29 芹香「……(あの部屋は、三日ほど封鎖しておきます。その頃には霊も消えてることでしょう)」

08/19 16:32 セリオ「サテライトサービス・・・封印・・・受信完了」

08/19 16:36 マルチ「セリオさん、がんばってくださ〜い」

08/19 16:43 セバスチャン「この岩は、こちらの扉の前に置けばよいのですかな?」

08/19 16:43 志保「やれやれ…」

08/19 16:45 綾香「あ、セバス、そこに置いといてくれればいいわ」

08/19 16:46 セリオ「―封印、完了しました」

08/19 16:47 芹香「……(皆様、長い間お疲れ様でした。今日はもう遅いので泊まっていって下さいね)」

08/19 16:48 志保「は〜い♪」

08/19 16:50 浩之「お、おい志保、少しは遠慮ってもんをしろっ。食事までご馳走になってその上泊まってくなんて、先輩に悪いだろ」

08/19 16:54 志保「いいじゃない大勢の方が楽しいし。なんならみんなでヒロん家泊まる?」

08/19 16:58 綾香「あら、いいわね、それ。みんなで浩之のお部屋あらためでもする?」

08/19 17:00 浩之「俺の部屋になんて,別に何もないぜ.」

08/19 17:05 セバスチャン「なりませぬぞォーーーッ!!外泊などとんでもない!少しはお慎みくださいませ」

08/19 17:10 理緒「こ、声が大きいですーー」

08/19 17:17 志保「セバスチャンも一緒に来る?」

08/19 17:20 浩之「そんなに大勢入れるかっ!」

08/19 17:30 志保「じゃ、しかたないわねぇ、今日は芹香さんちにお世話になりましょ」

08/19 17:31 芹香「……(それではセバスチャン、お部屋の用意をお願いしますね)」

08/19 17:34 浩之「わ、悪ぃな、先輩…。」

 

来栖川家乃夜篇 第一章

 

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